こどもの神経性胃腸炎
この4月で小学校5年生になる生徒さんのお嬢さん 去年の今頃、毎年進級直後の4月から5月までほぼ一ヶ月間下痢と腹痛、吐き気が続きげっそりとやせ細ってしまうと相談を受け、メディカルアロマを調合したところ それが驚くほど効いたということで、また同じものをご注文いただきました。 どうやらとても緊張症で、クラス替えで新しくなった先生やお友達と慣れるまで 極度の緊張状態が続いてしまうようなのです。 成長のための栄養が必要な時期に一ヶ月も下痢が続くなんて… その間食べたものの栄養がちゃんと吸収出来ないのだから、大変なこと。 想像するだけでいたたまれない気持ちになります。 精神的なストレスにより自律神経の交感神経が優位な状態が続き、 副交感神経優位下で働く消化器系に症状が出てしまってるのですね。 作ったのは、マンダリンとバジルとラベンダー・アングスティフォリアを 調合したお腹に塗るジェル。 マンダリンに含まれるエステル類のアンスラニル酸ジメチルは非常に強い抗不安作用があり、ストレス性の疾患にとても有効。 バジルに含まれるフェノールメチルエーテル類のチャビコールメチルエーテルは自律神経の調整作用、更に鎮痛、鎮痙攣作用もあるので、神経性の腹痛の改善に役立ちます。 (バジルがない場合は、同じくチャビコールメチルエーテルを含むタラゴンで代用可) ラベンダー・アングスティフォリアは、40%近く含まれるエステル類の神経バランス作用と鎮痛・鎮静作用、同じく40%程含まれるモノテルペンアルコール類のl-リナロールによる抗不安作用のために使ってます。
この3種類の精油とハイブリッドヒマワリ油(乳化のため)と白樺樹液ベースのジェルを 混ぜた乳液状のものを、お腹に時計回りに塗ってもらいます。
メディカルアロマって、精油をこうやって成分と薬理効果で調合するんですよね。 だから必ず、厚生労働省指定機関の成分分析表のついたものを使います。
もしかして、成分よりやさしいママの手が特効薬だったりして(笑) それならそれで、またとても嬉しいな。
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