植物と暮らす

太古の昔から、私たち人間は植物の力を知っていました。

植物の力をかりて生きてきました。

お釈迦さまの教えにも、聖書の中にも、植物とのかかわりが沢山書かれています。

 

天地創造物語には「神は3日目に、青葉と、種をもつ草と、いく種類もの種のある果実を、地の上に生えさせた」とあり

地球上の植物を一つ残らずかじって、上薬、中薬、下薬に分けた神農さまは「食べ続ければ病気にならず、老いず、長生きができて神仙になる」と説き

医学の父ヒポクラテスも400種類の薬草の処方を残しています。

 

植物は、私たち動物のように動くことが出来ません。

だからこそ、害虫に食べられないように、紫外線の害から身を守るように、有害な菌に負けないように、がっしりと根を張り、自分自身を守りぬき子孫に命をつなぐ、逞しい力に満ちています。

 

植物は、土の中に生きる無数の微生物の営みと太陽の恵みに育まれたいのち。

植物と暮らすことは、そのいのちを通して大地と空と繋がることだと思うのです。
自然から離れて暮らす現代人にとって、それは難しいことに感じるかもしれません。

 

でも、普段食べているお野菜やハーブは植物そのものであり、調理に使っている植物油は、本来種をギュッと絞ったもので、まさに「命のしずく」。私たちの体に入ると60兆個の細胞の膜となり、生命を支えてくれます。

そしてアロマテラピーの精油は植物が生きるために自分の中に作り出したフィトケミカルの凝縮、「植物の叡智」です。

外界から菌などが入らないよう張り巡らされた皮膚のバリアをも通り抜け、血流に入り、心身を整えてくれるのです。

 

野菜とハーブ

植物油

精油

 

地と手では、この自然の恵みの詰まった3つの植物の力を大切にしています。

だからこそ、農薬や化学肥料、添加物を使わない、より自然なものをおすすめしています。

まずは身近なところから、ただ見方を変えるだけで、植物が私たちを守ってくれていることを感じていただけると嬉しいです。