体感することの大切さ

これは、私がとてもやりたかったことでもあります。

ここ数年、数えきれないくらい脂質栄養学講座をさせてもらっている中で、ほぼ毎回質問されるのが

「酸化した油は体に悪いって聞くけど、油の酸化ってどうやったら分かるの？」
というもの。

「酸化臭がしたら…」とか「開封時と味や香りが変わったら…」と答えるものの、これは正直感覚に頼るしかないので、伝えるのがとても難しいです。
開封時から酸化しているものもあるし。

実は私も、初めて食べたえごま油が美味しくなくて、でもそれがえごまの味だと思い込んで、美味しくないけど体に良いからとしばらくの間食べていました。

でも後から、その味は本当のえごま油の味ではなくて、酸化した油の味だったことに気づいてショックを受けました。。。

こういう事、結構あるんですよね。特にオメガ３系。

メディアの影響もあるのか、最近オメガ３系のオイルを摂っているという方が増えたけど、それを聞く度に「そのオイル大丈夫かな〜？」と思ってしまう。

オメガ３は酸化しやすいから、海外では冷蔵棚で売ってるのに、日本は常温。

輸入オイルに至っては、長旅の間に高温にさらされて、日本に着いた時点で酸化しているものもあります。

オリーブオイルだって、日本で出回っている8割が偽物と言われているし…。

見極めがとても難しい。

見極めるには自分の中に基準を持つことが大事なのだけど、そもそも、過去の私のように最初に食べたものが粗悪品だと、そこが基準になってしまう。

これはとても残念なことです。

なので、今回はしっかりとご自身の嗅覚や味覚を使って、味を覚えていただきました。

◎酸化してるのかしていないのか

◎製造方法による味や風味の違い

◎開けたてと、使い終わりの味の違い

などなど、自分の味覚と嗅覚で感じるのが一番！
そして感覚を使ったワークの後は、お薦めオイルとたっぷりのお野菜でドレッシングを作ってお持ち帰りいただきました。

学んで
試して
作って

盛りだくさんの内容。

皆さん喜んでくださって、とても嬉しい講座となりました⭐︎