バジル

バジル

学名:Ocimum basilicum ssp. basilicum

科名:シソ科

水蒸気蒸留部位:花と茎葉

名称未設定

フェノールメチルエーテル類 チャビコールメチルエーテル 85〜95%

モノテルペンアルコール類 リナロール 15〜20%

 

主成分のチャビコール・メチルエーテル及び、モノテルペン・アルコールには、抗菌作用、抗ウィルス作用があり、感染症への適用が考えられますが、チャビコール・メチルエーテルの場合は、特定の菌・ウィルスに効果を示す場合が多く、非常に効果が高い場合とない場合とに結果が極端に分かれるようです。

強い抗痙攣作用を持つので、筋肉の痙攣、ひきつれ、痙攣性の咳、喘息、痙攣性の大腸炎、胃痙攣など、各種の痙攣に効果が期待できます。

チャビコール・メチルエーテルには消化促進作用があるので、消化不良、下痢、便秘などの消化器系の疾患の改善が期待できます。

また、どの成分か特定されていませんが、精油として自律神経(特に交感神経)の機能調整作用を示します。

以上から、ストレスなど自律神経の機能低下に伴う消化器系の症状や、痙攣性の痛み(月経痛など)に使うことが多い精油です。