植物油は命のしずく

引っ越しで本棚の整理をしたら、油の本がたくさん。
これでも一部だから、結構読んだんだな〜。

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中には「ん?」と思うものもあったり、元データが同じだと思われるものもあったり、著者によって真逆のことを言っていたり…。
同じ油の本でもいろいろで面白いですね。

 

でも共通しているのが、今出ている油関係の本のほとんどが脂肪酸のことにフォーカスしていること。
それはもちろん大事なことだけど、最近、植物油は脂肪酸組成だけでは括れないな〜と思うことが多々。

 

私はメディカルアロマテラピーで精油の化学成分も学んだので余計にそう感じるのかもしれないけど、植物油に含まれる脂溶性のファイトケミカルはとてもパワフルだと思う。

 

オリーブやアボカド以外のほとんどの植物油は種を絞ったものです。
種はその植物が生まれて生きていくための栄養素がギュッと詰まっている、命そのもの。
それを絞った植物油には、多くの化学成分がその植物独自の割合で含まれていて、人に対して様々な働きをしています。
精油と同じように。

 

人間にとってプラスに働くものもあるし、マイナスに働くものもある。
それは植物自身が生きるために蓄えたものだから当たり前だけど。

 

私が植物油に魅力を感じるのは、脂質が人体にとってとても重要な働きをしているからだけでなく、植物の命の凝縮だから。
精油と同じく、身近に自然のめぐみを享受出来る貴重なものだから。

 

だからちゃんとしたものを選んで欲しいし、せっかく良いものを買ったら、その恵みを十分に受けられる方法で使って欲しいな〜と思うのです。

 

なんだか最近の油ブームで、〇〇で認知症予防とか、スプーン1杯で病気知らずみたいに薬のように捉えられるのがちょっと寂しく思えてしまって、こんなことを書いてみました。

 

これからは講座でももう少し植物の特徴もお話していこうと思います☆